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Column3【キャンパス生地のスニーカー(靴)のお手入れ方法]
「キャンバス生地」はスニーカーやバッグなど、ファッションアイテムに幅広く用いられる素材です。いろいろなファッションに合うことから、所持している方も多いのではないでしょうか。使いやすいアイテムではすが、日頃のお手入れはされていますか?今回はキャンバス地のスニーカー(靴)のお手入れについて、ご紹介いたします。
【キャンバス生地ってどんな素材?】
キャンバス生地とは、帆布(はんぷ)と呼ばれる厚手の布製品のひとつ。太い糸で作られた平織りの厚手生地のことを指します。 木綿や麻の繊維で作られていて、昔は「ズック」とも呼ばれていました。 帆船の帆として作られたことが始まりのため、丈夫で通気性に優れているのが特徴。「キャンバス生地」といっても、種類は様々あります。
まず、お手入れをする前に以下を確認してみてください。
- 黄ばみ・シミがあるもの
- 一部に革が使われているもの
- 見えない箇所で色落ちするもの
いずれかがあてはまる場合は、ご自身でのお手入れはおススメできません。色落ちや色移り、シミになる恐れがあるため、知識と技術をもつ専門店に相談するのがよいでしょう。
■キャンパス生地スニーカーのお手入れ手順■
【準備するもの】
- 食器洗い用の中性洗剤
- メラミンスポンジ
- ブラシ
- 洗濯用せっけん
- バケツ
- タオル
- ①見えない箇所での洗浄テスト:お手入れする前に、色落ちがしないか必ずテストをおこなってください。濡らしたタオルを固く絞り、目立たない部分を拭きタオルに色移りしていなければ問題はありません。
- ②靴紐を洗う:靴紐をはずして水に濡らし、中性洗剤をつけます。洗剤が泡立つように両手でよく揉み洗いをします。靴紐をはずして水に濡らし、中性洗剤をつけて洗います。
- 洗剤が残らないように水で確り濯いで日陰干しします。洗剤を十分落として日陰干しをしてください。
- ③ラバー部分を洗う:メラミンスポンジに中性洗剤をつけ、少し揉んでなじませます。つま先とサイドのラバー部分を擦り洗いします。メラミンスポンジには研磨剤が入っているため、白以外のデザインがラバー部分に入っている場合は、色落ちしないかどうかを目立たない箇所で必ず試してから、ラバー部分全体の擦り洗いをしましょう。
【Point】
擦るときは、汚れがキャンバス地に流れて移らないように靴底を下にして行います。少しづつ擦りながらタオルで拭き取り、次の部分を擦ってまた拭き取るをくり返し、ラバー部分全体をキレイにしていきます。
- ④全体を洗う:スニーカー全体を水で濡らします。次にブラシに水をつけ洗濯用洗剤をつけます。靴の内側、ベロの部分、外側や靴底も全体的に洗います。ブラシが入りにくい部分は、古歯ブラシを使って擦ります。
- ⑤流水ですすぐ:洗剤の泡が出ないくらいになるまで流水でしっかりとすすぎます。
- ⑥十分に水分を吸い取る:乾いたタオルで水分をしっかりと拭き取ります。この時、決して擦らずにタオルで挟んで押すようにして拭き十分に水分を吸い取ることが重要です。
【Point】
古紙やわら半紙を丸めて、隙間のないように靴の中に詰めていきます。新聞紙はインクが色移りする可能性があるため、淡い色のスニーカーの場合は避けたほうが良いでしょう。
⑦陰干し:陰干しして乾かします。中の湿った紙を入れ替えながら、1~2日ほど干して完全に乾かします。
「時間がない」「手間をかけたくない」という方は、靴ひも、つま先とサイドのラバーだけでもキレイにするとかなり見た目の印象は変わりますよ。
【一部に革が使われているもの】
靴の内側やデザインなどで、一部に革を使ったキャンバススニーカー(靴)もあります。しかし、自分で革を水洗いすると素材を傷めたり、色がキャンバス地に移ったりと、ご自身でのお手入れの難易度は高くなります。こちらも専門点に任せた方がよいでしょう。
まとめ:革靴とくらべて、キャンバス生地の靴は家で簡単に洗えそうなイメージですが、実際はお手入れには手間と労力がかかりますね。今回のチェックポイントを確認して、正しくお手入れをしましょう。なかなか、お手入れに時間がない、手間をかけたくないという方にはマジベルコーティングをオススメします。
新品購入後にマジベルコーティングを施すことで、撥水や防汚効果が得られますので日頃のメンテナンスが軽減されます。素材に優しい水溶性のコーティング剤を使用しておりますので、素材を痛めることはありません。繊維1本1本浸透しますので、撥水力だけではなく、砂や埃を繊維の中に入り込むことを防ぎ、黒ずみやシミからスニーカー(靴)を守ることができ長く綺麗に履くことが可能です。キャンバス生地のアイテムのご提案・ご施工させていただきます。